.entry-content { font-size:20px; }

NTが見つかって。はじめての超音波スクリーニング(胎児ドッグ)

 

 

運命の朝です。

 

 

前夜はかなり落ち着かず、実母へ連絡し、義母へも相談。

保健師でかつ自身も妊娠時に辛い経験をしている義母からかけられた

「心配ですが先生に任せましょう」

という言葉に、はっと気づかされ

不安になり悩んでも仕方ないなと少し気が楽になったので、

いつものようにネガティブ無限ループにはまらずに済みました。

(根本がネガティブなので悩みだしたら落ちるところまで落ちるタイプです。。)

 

 

 

 

夫も会社を休んでついてきてくれることになり、

8;30から始まる診察に間に合わせるため、早々に出発。

東邦大学病院は京急線梅屋敷駅にありました。

駅前の商店街を抜け、歩いて7,8分ほどで大きな建物が見えてきました。

 

東邦大学病院は、3棟に施設が分かれていて、最初はどの棟に入ればよいのかうろうろと歩きまわっていました。

ようやく産婦人科が1号館であることを看板で見つけ、初診の手続きをすることに。

 

 

ここに着いたのが8:40。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

診察券の発行やカルテの作成などの初診の手続きが呼ばれたのが9:45

 

 

 

 

 

 

 

長い。。。(汗)

 

 

 

 

 

 

大学病院といえば、診察に時間がかかるイメージはありましたが、

また産婦人科の受付に書類も提出できない状態で、これだけ時間がかかってしまうとは。前途多難です。

 

医療事務の方に産婦人科の場所を説明してもらい、向かうと待合通路の廊下の8割が埋まっており

既に多くの妊婦さんが診察を待っていました。

 

早速書類を提出して血圧や体重の測定。

それから1時間半待ったところで「フジノさん〜」と呼ばれ先生につれていかれたのは問診室でした。

 

病院の妊婦健診でNTが4mmあると指摘されたこと。また妊娠に至った経緯や不妊治療の有無などを聞かれました。

不妊治療の有無をなぜか?何度も聞かれ、

やはり、NTは高齢出産であると染色体異常のリスクが高いため、子どもを切望し、不妊治療を行ってきたプレママが

精査を行う割合が高いのだろうなと思いました。

 

問診が終わると、担当医に

「これから診察に入りますので、お手洗いを済ませて待っていてくださいね。ご主人もエコーを見れますのでご一緒にどうぞ」

と言われました。




目が輝く夫。

 

私が通っている開業医は経腹エコー(おなかにエコーを当てて見るエコー)は妊娠中期に入る16週の検診から。

その為これまで一度もおなかの中のベビーが動いている姿を見たことがありませんでした。

 

今回付き添ってもらったのは、やはり不安なのもあったけれど、

事前でWEBで調べていたとき胎児超音波スクリーニング(=胎児ドッグ)は腹部にエコーを当てて検査すると知ったから。

おなかが日々大きくなっていくことに喜び、いろいろと体調面で気遣ってはくれるものの、

日頃会話をしていてもどこかまだ他人事のような発言がぬぐえなかったので

これを機に、もっとパパになる実感を湧いてもらおう!と思って連れてきたのでした。

 

 

 

で、

そしてそれからさらに1時間半、、、、(またか)

 

 

 

大学病院は外来は午前中だけのところが多いので、

既に受付時間は終わり、あれだけ混み合っていた待合通路で待つ人もまばらに。

 

病院についてから5時間弱が経過しており、時計を見ると既に13:15を過ぎています。

 

 

 

 

と、ここで背の高い女性の医師が処置室から出てきて

「フジノさん〜」と呼ばれました。

 

やっと回ってきた!急いで先生に連れられ処置室へ。

おなかにジェルを塗られて早速胎児ドッグです。



エコー画面に映し出されたベビーは、

右手で目をこすったり、手を揺らしたり、羊水の中をまるでトランポリンでもしているかのように

飛び跳ねてみたりと今日も元気いっぱいです。

動き回るベビーの姿を初めて見る夫も画面を凝視しています。

 

 

動き回って難しい中でも先生はNTの測定しやすい向きを見つけ、

早速図ってみます。

 

「3.5mmですね〜」


!!!5mmもちいさくなりました!

実は、NTは、正しい知識と技術のあるライセンスを取得した医師でなければ、

正確に測ることができないのです。

1990年代にNTはイギリスで染色体異常を持つベビーに見られるサインとして提唱されましたが

これが日本に広まったのは2000年代になってからのこと。

エコーの性能が上がったことにより、NTが通常の検診でもわかることが増え、

誤ってサイズを計測されるケースが後を絶たないのだそうです。

 

NTがあっても70%の赤ちゃんには異常が見られないという調査結果も出ており、

本来を妊婦に伝えないことが推奨されているということで、

先生も「お母さんに不安を与えるだけだから本当は妊婦健診で伝えるものではないのよ!」と何度も言っていました。


小さくなってほっとしましたが、それでも3.5mmは

染色体異常のリスクが上がると言われるサイズには変わりなし。

 

次に気になっていたことを先生に質問してみました。

 

「染色体異常があると、鼻の骨が形成されないそうですが、わかりますか?」

 

「ちょっと待ってね〜」というと、先生はベビーのお顔をチェック。

 

「ビコツ、鼻の骨と書いてビコツといいますが、ここに見えるようにちゃんとできていますね。

他に動脈もみましたが、染色体異常ではへその緒につながる静脈が1本のみの場合がありますが、

ちゃんと2本あります」


それから心拍も確認していましたが、「元気ですね」とのこと。

 

 

 

 

 

超音波スクリーニングがすべて終わり、診察室へ通されたわたしたち。

「NT自体は、わたしたちが熱を出したり、鼻水が出たりするように、大したことのない誰でもおこりうることなんです。この数値ですと、NTが特段厚いわけではありませんが、何もないとは言い切れない数値でもあります。

NTがあっても何もなく正常に生まれている赤ちゃんも大勢います。

とはいえ、何も検査せずに出産を迎えるのは、出産までお母さんの不安を募らせてしまいます。

羊水検査をするのも1つの方法です。また、16週になってから、もう一度スクリーニングをすることで

赤ちゃんが大きくなり心臓の疾患が特定できるようになりますので、その結果をみてからでも良いかもしれません」


と言われました。

羊水検査を覚悟していた私たちでしたが、わずかとはいえ、子宮壁に穴をあけて羊水を採取することによる感染症、流産のリスクもあります。

また、羊水検査が行えるのは、16週から。慌てて決断しても今の段階では羊水検査をすることはできません。

夫とも意見が一致し次回の超音波スクリーニングの結果を見てから判断をすることにしました。


次回の予約は7月3日。

 

先生に診てもらったことで、夫も私もほっとしました。

エコーで映る姿は元気そのもので、染色体異常のサインもみられなかったことで

正常に生まれる70%にだいぶ近くなった気がしました。


良い結果が続きますように!






最後に同じNTで悩んでいるみなさんへ。


胎児頸部浮腫やNTでネット検索をすると、あまりにも素人意見な書き込みが多いので、

不安ばかりが先行してしまうと思います。


じぶんの子がダウン症?18トリソミー?心異常?』

 

悩んだらまずは超音波スクリーニング(胎児ドッグ)で専門家の意見を聞くことをお勧めします。