突然の◯◯(後)
トイレから飛び出し、洗面台で髪をセットしていた夫に。
「ねえねえ、見てこれ」
と検査薬を差し出してみる私。
「え!?これってそういうこと!??」
初めて見る検査薬の結果に同様する夫。
顔はにやけ顔。そりゃそうだ、
実は彼は結婚してからずーっと子どもが欲しかったんですから。
(仕事があるので待って欲しいと言っていたのは私のほう)
「とりあえず、今日病院行ってきて!」
「うん、行ってくる!!!」
数時間後・・・
「おめでたですね、今6週程度です」
と病院で告げられ、その日のうちに母子手帳ももらいに行ったのでした。
あんなに苦しんだ胃痛は、妊娠発覚後はだいぶ落ち着きました。
なんだろう、いろいろと仕事に対して気負っていたところがあったので
張りつめていたものが、一気に緩んだというか、ほっとしたというか。
男らしくがつがつ働くことに重きを置いていたのですが、
それがゆえに、女性の次のステージに上がることを無理に遠ざけていたような気がします。
赤ちゃんが、もうそんなに頑張らないでもいいんだよと言いながら
降りてきてくれたのかな。